先日スーパーでママ友とあって色々と話しこんでびっくりした話を書いてみようと思う。
何が驚いたというと老朽化した実家の空き家の解体費用がご、ご、ごひゃくまんかかったとのこと!!
空き家の解体費用500万ですよ!500万!
何でも実家の空き家は遠い地方で古くからあるお家で老朽化が進んでいたそう。
兄とママ友の2人の兄弟だそう。
両親が亡くなっている話はだいぶ前に聞いていたのだけど、両親が亡くなって実家はずっと空き家だったらしい。
老朽化が激しくそのままにしていたらご近所に迷惑がかかるというので解体となった模様。
その実家は先祖代々住んでいて築年数はかなり古い古民家。
過疎地や限界集落だと売却難しいのかな?
田舎のどでかい家なのだが車が入るには狭い道にあり、重機が入らなく空き家の解体費用が跳ね上がったよう。
そうなんですよね、空き家の敷地まで重機が入らないと手作業になるから空き家の解体費用が上がるんですよね…。
空き家の倒壊の恐れがある前に処分の行動を起こしておけば、もしかしたら解体費用500万は出さなくても良かった可能性もある。
不動産屋によって得意分野が違ってくるのでかなりの数をあたってみないといけないかもだけど・・・・。
しかし、更地になってばんばんざいじゃないのが辛いところ。
なんたって更地になったら固定資産税が跳ね上がる。
建物が建っていると固定資産税優遇されてるんですよね。
ママ友のお兄さんが不動産を相続したようでこの先更地になった土地を手放さなければ固定資産税をずっと払い続けないといけない。
田舎だから土地評価額が低いといいけどたまに何故か土地評価額が高いところもあるらしい・・・。
売るに売れない・・・まさに負動産ですね。
いらない不動産を手放す方法は売却か遺産放棄ぐらいでしょうか・・・。
遺産放棄も簡単ではない。全ての財産を遺産放棄しないといけないのだけど、しかしながら不動産は遺産放棄して終わりではない。
なんと民法により遺産放棄しても次の管理人が見つかるまではきちんと管理しないといけないよとなっている!
民法第940条第1項
相続の放棄をした者は、その放棄によって相続人となった者が相続財産の管理を始めることができるまで、自己の財産におけるのと同一の注意をもって、その財産の管理を継続しなければならない
なので管理がきちんとされてなく屋根が飛んで他の人にケガさせたりしたら賠償責任にもある。
法廷相続人全て遺産放棄した場合の管理の義務から解放されるには家庭裁判所に相続財産管理人を申し立てし選任されたら管理義務から解放されます。
ただし、申し立てるには20万から100万といった予納金が必要!
高いですよね~
この予納金が高いと思うかもしれないけど何かあった時に莫大は損害賠償を請求されるよりはましかなと思う。
詳しくは遺産放棄、相続財産管理人 管理義務など検索をかけたら司法書士事務所のHPなどに詳しくあるので興味ある方はみて見て下さい。
先日ユーチューブ見ていたらユーチューバーが古びた家の前で「ここは実家だけど遺産放棄してるから中には入れない国の管理だからね」と言ってましたがきちんと相続財産管理人を家庭裁判所に立てての発言なのかな?と疑問に思いました。
遺産放棄して国の管理になっていると思いこんでいる可能性もある。
私も最近まで財産管理人を予納金払って選任されるまでは管理義務が残る、国に属せず宙ぶらりんの状態とは知らなかった。
ママ友の話のように親の不動産(実家の空き家)で苦境に立たせられる人は少なからず出てくると思う。
ママ友の兄は500万ものお金出せるのだから裕福なのかなと思ってたらそうでもないようでした。
なけなしのお金をはたいて空き家の解体費用に回したようです。
ますます人口が減っていく日本を思うと、我が家もあと20年後、30年後買い手もつかないほどの地域になってたりして・・・・そうなると子供達が大変になるな・・・
何事も時代の変化にアンテナ張って対応していかないとあかんということだろうな。
しかし、ママ友の実家の空き家は500万の解体費用を払うしかなかったのだろうか。
空き家を解体する前に売れないと決めつけずに不動産屋の査定に出すことをお薦めする!